-
PFASとは何ですか?
-
PFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)は有機フッ素化合物の総称で、水や油をはじく性質があり、身近な製品に利用されてきました。しかし環境中で分解されにくく、世界的に健康や生態系への影響が懸念されています。
-
PFOSやPFOAは何に使われてきたのですか?
-
PFOSやPFOAは、フライパンの焦げ付き防止コーティング、撥水スプレー、消火剤、食品包装などに使われてきました。便利な反面、残留性や蓄積性の問題から規制対象となっています。
-
どんなところから検出されるのですか?
-
環境省の調査では、河川や湖、地下水などの環境試料に加え、魚や貝などの生物からも検出されています。自然界で分解されにくいため、広範囲に広がっていることが特徴です。
-
日本での規制はどうなっていますか?
-
日本では水道水や地下水について、PFOSとPFOAの合計で50 ng/L以下とする暫定目標値が設けられています。今後は他のPFASについても規制が拡大する見込みがあり、国際的な動向にも注視が必要です。
-
どのくらい微量まで測れるのですか?
-
1兆分の1グラムにあたる ng/L レベルまで測定可能で、水道水の基準値より十分に低い濃度でも検出できます。超微量の分析に対応できるため、規制値との比較やリスク評価に役立ちます。
-
どんなサンプルを調べられるのですか?
-
水(上水・河川・地下水)が主な対象です。他の試料については、ご依頼内容に応じて柔軟に対応できるため、お問い合わせください。
-
サンプルはどのように送ればよいですか?
-
テフロン製容器、ポリプロピレンやポリエチレン製容器はPFASが溶け出す可能性があるため使用できません。ステンレス製容器をご利用頂くか、当社が送付した容器に直接採水ください。採水後は冷蔵保存し、速やかな送付をお願いします。
-
分析を依頼すると結果はどのくらいでわかりますか?
-
通常は試料到着から8営業日程度で結果をご報告します。試料数や時期によって前後しますが、緊急性が高い場合はご相談いただければ短納期での対応も可能です。
-
報告書の合算値をPFOSとPFOA別々に記載することはできますか?
-
可能です。事前にご連絡いただくか、お申込書の備考欄にご記入ください。
-
報告書の単位をmg/Lからng/Lに変更することはできますか?
-
基準値の単位がmg/Lですので、報告書の単位はmg/Lにしておりますが、備考には記載可能ですので、事前にご連絡いただくか、お申込書の備考欄にご記入ください。